船上で培った友情:5回連続クルーズを楽しんだ2人の友人

海上でアートとエンターテイメントの可能性を押し広げるという評判の通り、最新のコラボレーションでは、オーストラリアのサーカス企業Circa(サーカ)によるハイレベルなパフォーマンスアートがキュナードのハイスペックなシアターで上演されます。2004年の創設以来、創設者兼アーティスティック・ディレクターのヤロン・リフシッツ氏は、同社の革新的なショーを世界各地で開催してきました。Circa(サーカ)のショーは40か国以上で上演され、150万人以上が訪れています。絶賛のレビュー記事、チケット売り切れの劇場、スタンディングオベーションは、Circa(サーカ)ではおなじみの光景です。クイーン・エリザベスでのショーも間違いなく観客を魅了し、驚かせてくれるでしょう。
Circa(サーカ)にとってワールドクルーズ分野での公演は初めてですが、ヤロン氏はキュナードの船上エンターテイメントに対する芸術的なアプローチに魅了されていました。「キュナードの好きな所は、高級なフランス料理のアプローチに似ているところです。つまり、世界屈指のパフォーミングアートから厳選した、美しく風味豊かな演目を集めているのです」と彼は説明します。「これまでのところ、パートナーシップはとても上手くいっており、参加できることを非常に嬉しく思っています。」
Circa(サーカ)の最近の作品には、『ガーディアン』が「現代舞踊とサーカスの融合」と評し、高い評価を受けた 『Humans and Humans 2.0(ヒューマンズ・アンド・ヒューマンズ2.0)』のショーも含まれます。美しいサウンドスケープと革新的なステージ照明の中で、パフォーマーのアクロバットやコンテンポラリーな振り付けと素晴らしい強靭さが、刻々と変化する世界におけるバランスと順応の物語を表現し、心を揺さぶります。
船上で上演されるショーでは、Circa(サーカ)の作品から、エキサイティングなキャバレー、抽象的なパフォーマンス、より演劇的な要素など、さまざまな面がショーケースのように上演されます。ヤロン氏は次のように付け加えます。「しかし、とても親しみやすく、しかも深みがあり、それぞれ深く共感できる場面ばかりです。」
サーカスの仕事の魅力は、力強い筋肉による身体性との奥深さ、内容が融合するところにあります。そしてエンターテイメントでもあります。必ずしも芸術的になるために船旅をするわけではありませんが、同じレベルの体験に触れてはいけない理由はありません。45分間、私たちは観客を楽しませ、魅了し、引き込むことができると思います。
Circa(サーカ)創設者兼アーティスティック・ディレクター、ヤロン・リフシッツ仕事や交通渋滞によりストレスにさらされている状態で劇場に来る観客と違って、すでにとてもリラックスした精神状態のお客様にCirca(サーカ)の作品を楽しんでもらえるということをヤロン氏は楽しみにしています。
「船上では、プールやテニスコート、あるいは寄港地でのツアーという難しい選択肢の中から選んでお客様がお越しになるというのは素敵なことだと思います。ですから、お客様との違った対話が生まれるのではと期待しています」とヤロン氏は述べています。
船のコミュニティの一員になることは、ヤロン氏とパフォーマーたちにとって新しい体験であり、陸地での仕事とは異なる体験となるでしょう。「私たちはバービカン・センターやサウスバンクなどで上演しており、これらは素晴らしい会場です。しかし、会場の外に出た観客と会うことは二度とないのです。ここでは、私たちはコミュニティの一部となります。そして演劇の根本は、究極的には物語を語ることでもエンターテイメントでもなく、儀式であり、思想的な共有です。人々が集まって瞬間を共有するという形です。そして、観客がいる場所にいるということは、ある意味、誰もが自分のコンフォートゾーンから出ているということであり、特別です。」
ヤロン氏のパフォーマンスシアターへの取り組みは進化を続けており、彼は常に新鮮な方法でアート作品を創り出そうとしています。ヤロン氏は次のように語ります。「アーティストであるということの意義は、何か新しいことを行うことだと思っていました。これまで表現されてこなかったものをどのように表現すればよいか。これまで行われていなかった方法で観客とつながるにはどうすればよいか。その方法がまだ理解されていない場所や時間にどのようにパフォーマンスを行うか。」
「船に乗って人類初の偉業を達成する、などと言うつもりはありませんが、船上でのエンターテイメントに期待されるあらゆる挑戦に挑むつもりだということは申し上げておきます。私たちは誠実さとスキルをもって、美とコメディ、そして哀愁に満ちた作品を生み出していきます。」
Circa(サーカ)のショーは、アクロバットの見事な技を基盤に作られています。パフォーマーたちが協力して危険な人間のピラミッドを勇敢に作り上げるのを目の当たりにすると、そのレベルの高さに驚くばかりです。ヤロン氏は次のように語ります。「本質的に、サーカスとは、人間をワクワクさせるものだと定義することができます。それは、普通の人にとっての魔法と同じです。つまり、超人間的な迫力と、とてつもない技術を持っていなければなりません。アクロバットにおいては、さまざまな強い感情と高いレベルでの人間的なつながりを引き出す方法やテクニックを見つけています。観客であるお客様方が感じるのは、美しさと驚き、そして誠実さだと思います。」
Circa(サーカ)は作品を船上で上演するということに期待をしており、ヤロン氏は体験の一部になることを楽しみにしています。彼は次のように語っています。「私たちはとてもワクワクしています。キュナードとチームがこのパートナーシップにおいて取り組んできた精神に深く感謝しています。アーティストとしての私たちに関心を持ってくれて、深いレベルで話し合い、少しのリスクを取ってくれました。私たちは素晴らしい時間をお約束します。船に乗る理由の1つは冒険ができること。お客様は、追及、チャレンジ、刺激、活力というものをお求めでしょう。私たちは、その一部となれることを非常に嬉しく思っています。」
ヤロン氏の乗船にはひそかな理由もあります。それはまだ幼い2人の赤ちゃんです。「数日はぐっすりと眠れるのではないかと楽しみにしているのです。」 そう言って彼は笑いました。
2024年2月、Circa(サーカ)がクイーン・エリザベスのお客様を魅了する、アクロバットの傑作をお見逃しなく。
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