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シャロン パーソンズ

著者

キュナードの船上料理は、才能豊かなシェフたちによって作り上げられ、その素晴らしさが広く評価されています。どのキュナード船に乗船しても、レストランやバーで多彩な料理を楽しむことができ、船旅に一層の魅力を加えています。

 

ガスパー・フェルナンデス

インド西部、ゴア出身のガスパー・フェルナンデスは、クイーン・エリザベスのグリルレストランのチーフシェフです。

 

さまざまな国を訪れる一番のメリットは何ですか?
私は、船が港に着くと、地元の人たちが食べている食事をいつもチェックし、それを船のキッチンで試すために取り入れています。日替わりのシェフのスペシャルメニューは、訪れた国や地域の影響を受けていることが多いため、お客様には現地の定番料理をお楽しみいただけます。

「旅は、私のシェフとしての仕事に本当に大きな影響を与えてきました」

ガスパー・フェルナンデス、チーフシェフ

お客様にゴア料理を作りますか?
はい、作ります。私の故郷の料理をお客様からリクエストされると、キュナードのシェフとしてとても嬉しく感じます。例えば、ゴアのフィッシュカレーや、私のお気に入りのチキンやラム・サクチを使った特製カレーなどです。丁寧にローストしたスパイスや新鮮なハーブを使って料理するのが大好きで、さまざまな風味のバランスをとりながら料理を作ることに誇りを持っています。

 

特別な思い出のあるレシピは?
祖母が作るベビンカです。砂糖、卵黄、ココナッツミルク、小麦粉、ギーで作る、何層にも重なったケーキです、ゴアは450年近くポルトガルの支配下にあったため、ポルトガル文化が深く根付いており、その影響は料理にも色濃く表れています。このレシピはその良い例と言えるでしょう。船上のお客様に喜んでいただけるような、特別なごちそうとして作れるのがとても光栄です。

 

レジナルド・ガルシア

「レジー」の愛称で親しまれているレジナルドはフィリピン出身で、クイーン・メリー2のブリタニア・レストランのチーフシェフを務めています。

 

どの料理を作るのが一番好きですか?
家に帰ると、家族と一緒にフィリピンの定番料理を作ることが多いですが、私が無条件に好きなのはスペイン料理です。おそらく、印象深いバスク料理のシェフの元でキャリアをスタートさせたからでしょう。そのシェフからは大きな影響を受けました。ご想像の通り、バルセロナのようなスペインの港に寄港した時は、上陸するのがとても楽しみです。

「料理の知識を伝えるのが大好きです」

レジナルド・ガルシア、チーフシェフ

料理の才能を他の人とどのように共有していますか?
時には、お客様のために料理の実演を行うこともあります。パエリアやタパスなど、私が大好きなスペイン料理はいつも大変好評です。また、私の経験やスキルを、キュナードのチーム、特に将来有望な若手シェフたちと共有できることを、大変嬉しく思っています。

 

キュナードのシェフになってからどれくらい経ちますか?
18年前に入社しました。かなり多くの経験をしましたよ。これまで複数の船で働き、クイーン・メリー2に乗ってから6年目になります。私とスタッフが作る料理をお客様に楽しんでいただけることが、何よりも嬉しいです。多くのお客様はキュナードのリピーターで、またお会いできることを楽しみにしています。

 

ボルシェ・ストヤノフ

クイーン・ヴィクトリアのステーキハウス・アット・ザ・ベランダでチーフシェフを務めるボルシェは、マケドニアのストルミツァ出身です。

 

食べるのが一番好きな料理は何ですか?
食材自体が語り掛けてくるようなシンプルな料理が大好きです。例えば、新鮮なトマトソースのパスタや、トッピングが美味しい本格的なピザなどです。これらの料理が発祥したナポリは、まさにその魅力を存分に味わえる最高の場所です。

「上質な食材を使って料理を作ることに大きな喜びを感じます」

ボルシェ・ストヤノフ、チーフシェフ

船上での仕事についてお聞かせください。
現在の職務では、キッチンのさまざまなセクションを率いる立場にあり、とても充実しています。特に、さまざまなストックやピューレ、ソースを一から作るのがとても好きです。味の決め手になりえますし、急いで作ることはできません。一生懸命努力してマスターしたスキルですよ。

 

食べる人をあっと言わせるような料理はありますか?
特別な料理をお客様からリクエストされると、とても嬉しく感じます。例えば、「ラブレター」というロマンチックな名前が付けられた、マスカルポーネとトリュフを詰めた自家製ラビオリがあります。とても美味しいのでおすすめですよ。

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