サンディエゴ、カリフォルニア州(アメリカ)
メキシコとの国境に近く、19世紀後半までイスパノアメリカの一部としての歴史を持つサンディエゴでは、料理、建築、そして街全体の雰囲気にメキシコの影響が色濃く反映されています。
カリフォルニア有数の人気観光スポット、文化体験、美しい自然などがあふれるサンディエゴでは、見どころやアクティビティが満載です。
17世紀初頭にヨーロッパの探検家や宣教師が、現在のサンディエゴ(当時の名前はサンミゲル)に住み着きました。入植者たちは到着後まもなく、ミッション・バシリカ・サンディエゴ・デ・アルカラを建てました。現在この建物は国定史跡となっています。この伝道所が建てられた目的は、クミアイ族と呼ばれるこの地域の先住民をキリスト教に改宗させることでした。
1821年にメキシコがスペインから独立した後、19世紀半ばまでサンディエゴはメキシコの領土でした。その後の激しい戦争を経て、アメリカは1848年にサンディエゴをカリフォルニア州の一部に編入しました。
豊かな軍事的歴史を持つサンディエゴには、西海岸最大の米海軍基地をはじめ、多くの軍事・海軍基地があり、その人口は2万5千人を超えています。
サンディエゴの歴史と文化をさらに知るには、旧市街地区から観光を始めてみてはいかがでしょう。ここには博物館や美術館、ギャラリー、カフェ、レストランのほか、毎週土曜日と日曜日に開催される職人市場もあります。オールドタウン州立歴史公園は、レンガ造りの伝統的な家屋が建ち並ぶ旧市街の歴史的ランドマークで、鍛冶工のデモンストレーションもご覧いただけます。
「西のスミソニアン」と呼ばれることもあるバルボアパークは、サンディエゴへクルーズでお越しの際には必見です。約486万m2の広大な公園には、世界的に有名なサンディエゴ動物園のほか、美しい庭園、博物館や美術館、ギャラリーも揃っています。公園内にあるスペイン・ルネサンス様式のカサ・デ・バルボアには感嘆することでしょう。夕暮れ時には、この壮麗な建物の裏にある池に万華鏡のような空が映し出され、さらに素晴らしい景観となります。
もちろん、サンディエゴの海沿いでも多くのアクティビティをお楽しみいただけます。ウォーターフロントでは海岸線が54km以上にわたって延び、絵画のような風景を眺めながらお食事やお飲み物をお楽しみいただけます。お食事を楽しんだ後は、港沿いの小道を散策し、潮風を感じながら青く輝く空を背景に揺れるヨットの白い帆を眺めましょう。
サンディエゴには、誰もが楽しめるスリル満点のテーマパーク、有名なシーワールドがあります。ワクワクする乗り物や、ミッションベイを一望できるゴンドラ、驚異的な海の世界を垣間見ることのできる水族館など、シーワールド・サンディエゴでは生涯の思い出となる1日をお過ごしいただけます。