プンタ・デル・エステ(ウルグアイ)

ウルグアイの大西洋岸に位置する輝かしい海辺のリゾート、プンタ・デル・エステは、富裕層や有名人の訪問やその活気あふれる雰囲気、有名なナイトライフから「ウルグアイのサントロペ」と呼ばれています。

プンタ・デル・エステはお祭りの街というだけではありません。人混みが減り日が昇ると、静かで美しいビーチと植民地時代の趣のある雰囲気が戻ってきます。

プンタ・デル・エステは、同名の地域にある町です。この地域の海岸線は2つの側に分かれます。スペイン語で「荒々しい」を意味するブラバは、半島の風の強い側であり、「穏やか」を意味するマンサは、外海から守られた穏やかな側です。

砂から突き出す5本の大きなコンクリートの指の彫像を探してみましょう。まるで手の持ち主が溺れかけているかのように見えます。これは、遊泳中の人にマンサからブラバの海域へ来たことを警告する役割を果たしています。「プンタ・デル・エステの手」と呼ばれるこの有名な彫像は、1982年にチリ人芸術家のマリオ・イララザバルによってデザインされました。

ウルグアイの首都モンテビデオから東へ約140kmの場所に位置するプンタ・デル・エステの人口は1万人弱ですが、夏季は日差しを求める観光客が国内外から訪れ、人口が倍増します。

ヨーロッパ人がプンタ・デル・エステ地域に初めて到着したのは16世紀ですが、ポルトガル人によって植民地化されたのは18世紀末のことでした。

1843年にビジネスマンのグループが半島を購入したことがきっかけで、街の近代的な発展が始まりました。1907年まではヴィラ・イトゥサインゴとして知られていましたが、同年プンタ・デル・エステに改名され、最初の観光客が到着しました。

アルゼンチンから何組かの家族連れがこの地域のビーチを探訪するために船で訪れ、それ以来毎年のように、日光浴やリラックス、パーティを楽しむために観光客が絶えず訪れるようになりました。

プンタ・デル・エステに寄港するクルーズに乗船されるお客様は、ラテンアメリカの富裕層や有名人に会える機会があるかもしれません。

セレブリティたちは日中ビーチに集まり、日焼けをしたり、サーフボードやパドルボード、ヨット、あるいは車両などで水遊びを楽しみます。プンタ・デル・エステの美しいビーチでは、シーバイク、サーフボード、その他のウォータースポーツ用品をレンタルできます。ウォータースポーツをされない場合は、行き交う人を眺めリラックスするのもよいでしょう。

街を散策すると、趣のある植民地時代の建築、モダンな住宅地、街に個性と雰囲気を添えるストリートアートの展示などが目に飛び込んできます。

メインストリートはゴルレロ通りと呼ばれ、多くのレストランやバー、お店が建ち並ぶ、観光の拠点に最適の場所です。手工芸品市場はアルティガス・スクエアにあり、観光の記念になる本格的なお土産をお買い求めいただけます。この地域のシーフードはとても新鮮で、伝統的なステーキサンドイッチ(チビートス)、バーベキューステーキ(アサード)なども地元のメニューによく見られます。

しかし何よりも、プンタ・デル・エステを訪れる観光客にとって欠かせないアクティビティは、船上で食事やドリンクを楽しみながら、太陽が海に沈むにつれて鮮やかな色に染まっていく夕日を眺めることでしょう。プンタ・デル・エステの美しさと活気に満ちた雰囲気は、どなたにもきっとご満足いただけます。