プロプリアーノ、コルシカ島(フランス)

プロプリアーノは、南のボニファシオと、北のコルシカ島の首都アジャクシオの中間にあり、バリンコ湾を見下ろしています。圧巻のノートルダム・ド・ラ・ミゼリコルド大聖堂は一番の見どころです。

プロプリアーノから、島に数多くある素敵なビーチ、魅力的な村々、雄大な風景を訪ねましょう。

コルシカ人は、1755年に短期間の独立を果たすまでほぼ500年間、ジェノバ共和国の支配下で暮らしていました。その後、1769年にフランスが島を征服し、現在もフランスの18の地域圏の1つになっています。しかし文化的にはフランスよりイタリアの影響の方が強く残っています。特に北部では、その料理と言語にイタリアの深い影響を感じることができるでしょう。

コルシカ島の伝統的な生活を体験するなら、島で最も魅力的な町の1つ、サルテーヌへ出かけましょう。グレーの御影石でできた背の高い家々は、中世の時代から高い尾根に沿って伸びているように見えます。歯のように切り立った山頂を背景に広がるオレンジ色の屋根は、おとぎ話のような印象を与え、細い石畳の路地は探訪への興味をかき立てます。島のこのエリアはワイン通の方にも魅力的。郊外に点在する合計16万m²のぶどう畑では、地元の赤ワインを試飲するチャンスがあります。

プロプリアーノ自体の主な歴史は19世紀初頭までさかのぼります。中心部にはテラコッタの屋根を頂く砂色の建物が建ち並び、その上にノートルダム・ドゥ・ラ・ミゼリコルド大聖堂がそびえています。風光明媚な港には庶民的な漁船と高級ヨットが並んで停泊し、周辺には素晴らしいビーチもあります。

1769年にナポレオンが生まれた場所である島の首都アジャクシオは、いつ訪れても魅力的な町です。現在は博物館となっているナポレオンの生家メゾン・ボナパルトの中に入ることもできます。海岸沿いの断崖の上に広がり、美しく写真映えのするボニファシオやポルト・ベッキオの町へも簡単に訪れることができます。

コルシカ島の風景を眺めて1日を過ごしたい方にも見どころがたくさんあります。ヴィッツァヴォーナの森、プルネリ渓谷、ユネスコの世界遺産に登録されている海に向かって落ち込む赤い花崗岩の奇岩が織り成す超現実的な景観のカランケなど、この島は素晴らしい自然にあふれています。