ラ・パルマ島(スペイン)

息をのむほど美しい自然が広がる、のどかなラ・パルマ島へのクルーズで、日常から離れたひとときをお過ごしください。広大なエメラルドグリーンの森や国立公園、起伏に富んだ火山地帯、風光明媚な村々、黒砂のビーチなど、多彩な景観が皆さまを迎えてくれます。
見落とされがちな存在ではありますが、ラ・パルマ島はカナリア諸島クルーズでぜひ訪れたい寄港地のひとつです。

ラ・パルマ島の寄港地案内

ラ・パルマ島は、「緑の島(ラ・イスラ・ベルデ)」や「美しい島(ラ・イスラ・ボニータ)」の愛称で知られています。近隣の人気の島々よりも規模は小さいものの、自然の美しさは引けを取りません。

カナリア諸島の最北西に位置し、面積は706km²ほどとコンパクトで、1日あれば島の多くの見どころを巡ることができます。

島の東海岸にあるサンタ・クルス・デ・ラ・パルマは、首都であり港町です。クルーズ船を降りて街に入ると、穏やかでのんびりとした雰囲気が漂っています。港の向こうには標高2,000m級の山々がそびえ、石畳の道やカフェ、ブティックが並び、散策が楽しくなるエリアです。

サンタ・クルス・デ・ラ・パルマの人気観光スポット

魅力あふれる静かな街サンタ・クルス・デ・ラ・パルマは、ラ・パルマ島を巡るクルーズの出発点として最適な場所です。色鮮やかな街並みやおすすめのレストラン、そして思わず息をのむ美しい海岸線など、訪れる人を惹きつけるスポットが数多くあります。

代表的な見どころには、歴史を感じる旧市街の散策や、港を望む絶景ポイント、のんびりと過ごせるカフェやブティックなどが含まれます。

オダリー通り

サンタ・クルスの中心を通るコスモポリタンなオダリー通りは、地元のお土産店やブティック、家具店、骨董品店が並ぶにぎやかな石畳の通りです。カフェやレストランも多く、暖かな午後の日差しの下でドリンクを楽しみながら、行き交う人々を眺めてひと休みするのにぴったりのスポットです。

マリティマ通り

オダリー通りと並行して走るマリティマ通りは、海沿いの美しいウォーターフロントに位置します。18~19世紀に商人や漁師が暮らしていた家々が建ち並び、伝統的な木製バルコニーが印象的です。現在はこれらの建物にショップやバー、レストランが入り、港を望む素晴らしい眺めとともに散策を楽しめます。

アラメダ広場

サンタ・クルス・デ・ラ・パルマの中心には、美しく整備されたアラメダ広場があります。広場のすぐそばには、探検家クリストファー・コロンブスの旗艦「サンタ・マリア号」をコンクリートで復元した海軍博物館があり、街の歴史を感じられるスポットとなっています。

バハマルビーチ

港からほど近い場所に、島でも特に個性的なビーチであるバハマルビーチがあります。メインクルーズターミナルから歩いてアクセスでき、黒い火山砂とゆったりと揺れるヤシの木、深い青の海が特徴です。クルーズ桟橋の防波堤によって外海の荒波から守られており、落ち着いた時間を過ごせます。

ラ・パルマ島の楽しみ方

ラ・パルマ島は、豊かな緑に覆われた山々や、まるで火星のような風景が広がる火山地帯、そしてどこまでも続くハイキングコースなどが魅力の、自然を愛する人にとって理想的な島です。

ラ・パルマ天文台

ラ・パルマ天文台は、島で最も高い山のひとつであるロケ・デ・ロス・ムチャーチョス山頂に位置し、まさに星空観測の玄関口といえる場所です。澄んだ空気と優れた気候条件に恵まれ、北半球最大規模の天文台として知られています。日中は島全体を見渡す迫力あるパノラマを楽しめ、夜には天候が良ければ満天の星が広がる美しい夜空を観賞できます。

カルデラ・デ・タブリエンテ国立公園

島の中心部にあるカルデラ・デ・タブリエンテ国立公園は、圧倒的な自然美に満ちています。約200万年前に形成された直径約10kmのカルデラは、現在ユネスコエコパークに指定されています。深い谷や尾根を歩きながら、静かに流れる滝の霧を眺めるのも魅力のひとつです。ラ・クンブレシータ展望台からは、緑豊かなパノラマが楽しめ、公園内には多くのウォーキングコースが整備されています。

フエンカリエンテ

ラ・パルマ島南端近くに位置するフエンカリエンテは、ハイカーや自然好きに人気のエリアです。1677年の噴火を最後に休火山となったクンブレ・ビエハ火山稜が周囲の景観を特徴づけています。地表に刻まれたクレーターや割れ目に沿ってハイキングコースが整備されており、山頂からはまるで火星を思わせるような風景を望むことができます。

月桂樹の森

「魔法の森」とも呼ばれるこの古代の月桂樹林は、ラ・パルマ島が誇る自然の宝庫です。コケに覆われた樹木の間を歩けば、さまざまな動植物が生きる豊かな環境が広がり、静かな自然音に包まれながら神秘的な雰囲気を楽しめます。セルフガイドで森の奥へ進んだり、丘を登って天然のマルコス泉とコルデロ泉を訪れるウォーキングもおすすめです。

ラ・パルマ島の飲食店

ラ・パルマ島には、スペイン、アフリカ、ラテンアメリカの食文化が融合した豊かな料理がそろっています。

島を訪れたらぜひ味わいたいのが、地元の定番料理である「パパス・アルガダス(しわしわポテト)」です。地元産の小さなじゃがいもを塩水で柔らかくなるまで煮込んだシンプルな料理で、多くの場合、ガーリック、パプリカ、チリペッパーで作る香り豊かなスパイシーソース「モホ」と一緒に提供されます。

もうひとつの人気料理「ケソ・パルメロ」は、山羊のミルクから作られたチーズで、クリーミーでほのかな塩気とピリッとした味わいが特徴です。タパスとして楽しんだり、伝統料理の添え物としても親しまれています。

甘いものが好きな方には、アーモンド、砂糖、レモン汁、シナモンを混ぜ合わせ、なめらかなプリンのように仕上げたデザート「ビエンメサベ」がおすすめです。通常はホイップクリームをたっぷり添えて提供され、一度食べたら忘れられない味わいです。

ラ・パルマ島のショッピング

ラ・パルマ島は、陶磁器、木工品、織物など、地元の職人による手工芸品の産地として知られています。これらのアイテムは、島内のブティックや市場、お土産店で見つけることができます。

また、島の特産品として有名なのが、ヤシの樹液から作られるユニークな甘味料「パームハニー(ミエル・デ・パルマ)」です。独特の風味があり、調味料としてもデザートにも使われています。

サンタ・クルス・デ・ラ・パルマをはじめ、小さな村々でも、地元産のワインやチーズ、その他の特産品を購入できます。クルーズターミナルから歩いてすぐの市営市場では、ゆっくりと散策しながら、賑わいのある風景や香りを楽しむことができます。

ラ・パルマ島での移動

港はサンタ・クルス・デ・ラ・パルマの中心部から徒歩圏内にあり、街の主要エリアは歩いて気軽に散策できます。

島全体をゆっくり巡りたい場合は、レンタカーの利用がおすすめです。レンタカー施設は港の近くにあり、到着後すぐに利用できます。

また、主都と周辺の村々、主要観光スポットの間には公共バスが運行しており、フェリーを利用すればカナリア諸島内の他の島々へもアクセスできます。

タクシーも港の外や市内のさまざまな場所で利用可能で、主要観光地までは固定料金が設定されているため安心して利用できます。

サンタ・クルス・デ・パルマ港の施設

船からクルーズターミナルまでは、シャトルサービスをご利用いただけます。ターミナル周辺には徒歩圏内でアクセスできるショップやレストランがあり、その他の便利な施設も揃っています。

ラ・パルマのお役立ち情報

通貨

ラ・パルマ島を含むカナリア諸島の公式通貨はユーロです。

チップは必須ではありませんが、渡すと喜ばれます。観光客の多くは、良いサービスに対して合計金額の5〜10%、またはドリンク1杯につき1〜2ユーロをチップとして支払うことが一般的です。

気候

ラ・パルマ島の大きな魅力のひとつは、自然の美しさに加えて、年間を通して温暖で日差しが豊富な亜熱帯気候です。

冬は旅行に人気の季節で、12月から4月の平均気温はおよそ20°C前後と過ごしやすい気候が続きます。

最も暑いのは8月と9月で、日中の気温は約27°Cまで上がります。