ダーダネルス海峡(トルコ)(クルージング)

ダーダネルス海峡は、エーゲ海とマルマラ海をつなぐトルコ西部の天然の水域です。キュナード船のデッキから、長い歴史を通して文明が育まれてきた海岸の景色をご覧ください。

ダーダネルス海峡の寄港地案内

ダーダネルス海峡の航海では、キュナード船の快適で広々としたデッキから、岸辺に建ち並ぶ壮大な城など次々と現れる風景をお楽しみください。ダーダネルス海峡はその戦略的な位置のため長い海洋の歴史を持ちます。世界で最も重要な水路の1つとして広く認められており、象徴的なクルーズに最適な環境です。

ダーダネルス海峡の人気観光スポット

ヨーロッパとアジアの大陸を分断する全長60kmのダーダネルス海峡にはいくつかの重要な観光スポットがあり、この風光明媚なクルーズでご覧いただけます。海峡の西側にはガリポリ半島があります。この半島は第一次世界大戦の要所であり、悲劇の場となりました。半島を眺めて、この戦場で繰り広げられた歴史的な場面を想像してみましょう。

この水域は、その地理的な位置から、長年にわたり政治に重要な役割を果たしてきました。その名残はこの地域の建築に今も残っています。海峡の最も狭い場所では、西海岸のキリットバヒル城、東海岸のチャナッカレの町にあるシメンリク城を眺めることができます。どちらの要塞も、この水域を管理するためにスルタン・メフメトの命を受けて15世紀に建てられたものです。18世紀のビガリ城と19世紀のナラ城の眺めも、トルコの歴史の一片を垣間見せてくれます。

ダーダネルス海峡の楽しみ方

世界でもユニークなこの場所の航海中は、のんびりできるデッキ上のスポットを見つけ、爽やかなドリンクと双眼鏡も手にして景色をご堪能ください。キュナード船が海峡を通過する間はカメラを準備し、この特別な風景を後で何度でも振り返ることができるよう、たくさん写真を撮りましょう。

海岸線沿いの多くのランドマークを眺めるかたわら、さまざまな野生動物も探してみましょう。ダーダネルス海峡は、餌を求めて黒海にやってくる多様な種類の回遊魚のホットスポットとして知られています。これらの魚を運がよければ観察することができますが、空を見上げて渡り鳥も探してみましょう。この地域はミズナギドリを含む渡り鳥たちが密集する場所とみなされています。カタシロワシを見る幸運に恵まれるかもしれません。この鳥は主にアジアに生息していますが、孤立した個体群が遠くトルコまで生息範囲を広げ繁殖していることが知られています。

船のデッキに出て、この水域の穏やかな航海でホリデー気分を満喫しましょう。デッキチェアで日光浴したり、プールでひと泳ぎして涼をとったり、日陰でリラックスしたり、思いのままにお過ごしください。

ダーダネルス海峡の文化と歴史

ダーダネルス海峡の西側にあるガリポリ半島は、第一次世界大戦中に果たした役割で広く知られています。1915年4月、連合軍はオスマン帝国による同盟国支持を排除するため、コンスタンティノープル(現在のイスタンブール)を占領すべく海峡に上陸しました。しかし、その後の出来事は軍事的な大惨事となりました。英国第29師団が半島の南西端にあるヘレス岬に、アンザック(オーストラリア・ニュージーランド軍団)が西海岸のガバテペの北に配備されました。オスマン帝国兵たちはすぐに両方の上陸地を掌握し、現在アンザック入り江と呼ばれる場所だけでも5,000人以上の命が失われました。しかし、これをきっかけにアンザックの勇敢さが称賛されるようになりました。

この戦争史上重要な出来事の以前にも、ダーダネルス海峡は政治において顕著な役割を果たしてきました。古代ギリシャ、ペルシャ、ローマ、ビザンチン、オスマン、英国、ロシア、トルコなどが、この地域の管理権を手にしようとしてきました。この水域を支配されると、エーゲ海と黒海間の貿易や物資供給が絶たれる可能性があったためです。

船のデッキやプライベートバルコニーから見える美しい風景に感嘆しながら、この地域の複雑な歴史に思いを馳せましょう。