カヤオ(ペルー)

ペルーの首都リマは、コンキスタドール(征服者)にとっては「王の都」でした。植民地時代の威厳は今もこの街に生き続けています。ドラマチックな崖、黄金に輝くビーチ、バラエティ豊かな料理など、多くの富に恵まれた街です。

リマ観光の目玉は、なんといっても中心部にあるマヨール広場でしょう。街には壮麗な植民地時代の建物が建ち並び、中には16世紀に建てられたものもあります。広場のほぼ北側全域を占める大統領府はそのひとつです。印象に残る他の観光スポットには、大司教宮殿や2つの塔を擁するバロック様式の大聖堂などがあります。

ワカ・プクヤーナで歴史をさらにさかのぼってみましょう。ミラフローレス地区にある、土ブロックと粘土が階段状に積まれたこの驚異的なピラミッドは、1,300年~1,800年前にインカ時代以前のリマ文化によって造られており、そのスケールは今もなお印象的です。リマから少し足を伸ばせば、40kmほど南東にパチャカマック遺跡があります。これはインカ人がやって来て新たな足跡を残す前、約1,300年にわたり「世界の創造者」パチャカマック神を祀った古代要塞でした。

建築学上の至宝もさることながら、リマの食文化もその評価を上げており、この街独自の物語を伝えています。セビーチェ(ライムでマリネしたスパイシーなシーフード)とチュぺ・デ・カマロネス(川エビのスープ)は太平洋沿岸地域の定番料理です。スペイン料理、イタリア料理、日本料理の影響も大きく表れています。一方、ペルーと中国のフュージョン料理チファも人気があります。

リマの気候は温暖で心地よく、常春のようです。また、特徴的な点として、地域別の微気候もあります。また、雨の少ないこの地では、アウトドアはライフスタイルの一部となっています。

リマには、ペルーの人口のほぼ3分の1を占める850万人の人が住んでおり、43の地区に分かれています。中でも特に魅力的なのがミラフローレス地区です。近くにはコスタ・ベルデと呼ばれるエリアがあり、緑生い茂る崖の上からリボンのようなビーチを見下ろすことができます。事実、素晴らしいスポットからこの町の有名なパラグライダーを眺められる公園が数多くあります。また、インディアンマーケットでは、アルパカ製品や銀製品、木彫りの作品、アクセサリーなどを買うことができます。

市の中心部にあるレセルバ公園も訪れてみましょう。日没後に行われる、めくるめく夜の照明、音、水による噴水ショーは見逃せません。

バランコ地区は、ギャラリー、美術館や博物館、個性的なブティック、カフェなどが並ぶ魅力的な地区です。バハダ・デ・ロス・バーニョスと呼ばれる石造りの歩道を通って太平洋岸まで降りて行く途中には、チャーミングなプエンテ・デ・ロス・ススピロス(ため息橋)が架かっています。

また、ラルコ博物館にはチャンカイ文明、ナスカ文明、インカ文明など、さまざまな文化圏の膨大な数の陶磁器が展示されています。金銀の工芸品に加え、人気の高い先コロンブス時代のエロティカの展示もご覧いただけます。