アルバニー、西オーストラリア州(オーストラリア)
アルバニーへのクルーズ
西オーストラリア州南端の海岸沿いに位置する港町アルバニーは、囚人や入植者たちの豊かな歴史が今も残り、博物館、ギャラリー、植民地時代の建物などの文化的名所にも恵まれています。
かつては捕鯨の町でしたが、今は穏やかなターコイズブルーの海、ユニークな森、岩の多い海岸線が特徴の町となり、毎年何千人もの観光客が訪れます。
アルバニーの寄港地案内
1826年に建設されたアルバニー港は、西オーストラリア州最古の植民地時代の入植地です。かつてはこの地域の貿易を促進する上で重要な役割を果たし、現在は観光の中心地としても発展しています。
アルバニー港に上陸すると、西オーストラリア州に到着したヨーロッパ人入植者の足跡をたどることができます。到着と同時に、数世紀にわたる植民地の歴史を持つこの町の歴史的建造物や跡地などの特徴的な街並みが目に飛び込んでくるでしょう。
港町アルバニーの観光に必要な情報を以下にご紹介します。
アルバニーの人気観光スポット
西オーストラリア博物館
ヨーロッパから50人ほどの男性(約半数は囚人)が軍艦アミティ号でアルバニーに到着し、この場所に初めて入植しました。この博物館では船の実物大のレプリカを見学できます。デッキの下を探検しながら時代をさかのぼり、アルバニーの先人たちがどのようにグレートオーストラリア湾を航海したかをご覧ください。
アルバニーの旧捕鯨基地
アルバニーの旧捕鯨基地では、この都市の変化に富んだ歴史を垣間見ることができます。アルバニー沖は数種類のクジラの回遊ルート上にあり、1978年に完全閉鎖された捕鯨基地は、現在は教育施設として運営されています。捕鯨産業に依存していた住民の物語を発見したり、海洋動物のアートコレクションを見学したり、インタラクティブな展示に触れたりしてお過ごしください。
アルバニー・ハイウェイ
罪を犯してここに送られた囚人たちは、道路建設などの公共工事に従事させられました。1849年、イギリスからの囚人たちがアルバニーに送られパースへの道を建設。1863年までには405kmの直通ルートが完成しました。現在アルバニー・ハイウェイと呼ばれるこの曲がりくねった道をたどってみませんか。
アルバニーの楽しみ方
アルバニーには種類豊富なアクティビティが揃っており、最高のビーチで穏やかなひとときを過ごしたい方も、美術館や博物館で知識を得て新しい発見をされたい方もご満足いただけます。
ミドルトン・ビーチ
ミドルトン・ビーチは、海水浴、シュノーケリング、サーフィン、または砂の上に寝そべって日差しを浴びるのに絶好の場所です。保護された水域で豊富な海産物があり、周囲には多彩な飲食施設があります。リラックスした雰囲気が漂い、充実した午後を過ごしたい方にぴったりです。
国立アンザックセンター
国立アンザックセンターは、オーストラリア・ニュージーランド軍団(アンザック)と、彼らが戦った戦争を記念して建てられました。インタラクティブな展示、ガイド付きツアー、イベントなどを通してアンザックの物語を学べる近代的な博物館です。
ザ・ギャップ&ナチュラル・ブリッジ
海面から40mの高さにある、花崗岩でできたザ・ギャップ&ナチュラル・ブリッジで大自然との一体感を感じる体験はいかがですか。ザ・ギャップ&ナチュラル・ブリッジには数か所の見晴らしの良い場所があり、南極海やボールドヘッド海岸の絶景を望めます。このユニークな観光スポットでピクニックを楽しんだり、砕け散る海の真上にある展望台まで足を伸ばすのもいいでしょう。
地元のワイナリー
アルバニーはオーストラリア有数のワイン産地の1つで、素晴らしいブドウ畑に恵まれています。家族経営の小さな農園から大規模な農場まで、ワイン作りの芸術について学びたい方や、シンプルに何種類か試飲したい方など、さまざまな期待に応えるワイナリーがたくさんあります。
アルバニーの飲食店
西オーストラリア州はインド洋に近く種類豊富なシーフードがお楽しみいただけるほか、受賞ワインや地元産の黒トリュフなどの地元グルメもあります。
豊かな海洋生息環境のおかげで、シーフード好きも驚くほどあらゆる海の幸が手に入ります。イセエビ、アルバニー産牡蠣、バラマンディ、ホタテなどの新鮮な魚やシーフードをお試しください。
西オーストラリア州は、オーストラリアのワインの主な生産地として有名で、アルバニー周辺ではさまざまなワインが作られています。フルーティな風味、地元のローリエの特色を生かした味、ハーブの隠し味が効いたフルボディのワインなど、さまざまな好みにも合う1本が見つかるでしょう。
黒トリュフは、この南半球の天然の食品庫と言われるこの地域で多く収穫されます。広大な森に恵まれたアルバニーは、トリュフ栽培に最適です。この印象的で独特の風味がお好きな方は、黒トリュフを使ったソース、バター、リゾットの味の引き立て方、トリュフトーストとトリュフパイの作り方などを学んでみましょう。
アルバニーでの移動
港湾局のシャトルバスは、港から市の中心部にあるヨーク通りまで10分間隔で運行しています。
中心部に到着すると、ウォーターフロント沿いの観光エリアに多数の歩道橋が架かっているのを目にすることでしょう。こちらを利用すれば、市街地は容易に徒歩で観光することができます。タクシーの台数は十分にあり、乗り場もたくさんあります。一般的にプロフェッショナルで信頼できるサービスを提供しています。
アルバニー港の施設
アルバニー港には最低限必要な施設が整っています。給水所やシャトルバスサービスをご利用いただけます。
アルバニーのお役立ち情報
通貨
アルバニーの現地通貨はオーストラリアドルです。町中の大規模な施設では主要なデビットカードとクレジットカードをご利用いただけます。現金は町の随所にあるATMで引き出せます。一部の小さなショップでは、カードでのお支払いを受け付けていないことがあります。そのため、滞在中は現金の持参をおすすめします。
アルバニーではチップは不要ですが、優れたサービスに対する気配りであれば歓迎されます。
気候
アルバニーは、冬の降水量が多く、夏は乾燥している地中海性気候です。また、雨がよく降ります。
平均して、夏(1月、2月、3月)の最高気温は24°Cです。冬(6月~12月)の最低気温は9°C程度です。
3月~4月は、涼しくて雨があまり降らないため、アルバニーを訪れるのに最適な季節とされています。
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