~パートナーシップ~
サマーホール蒸留所

マーカス・ピッカリングとマット・ガンメルが2013年に共同で設立した蒸留所で作られるピッカリングス・ジン。ボタニカルエンジニアリングを駆使した、数々の賞に輝くこのジンは、1947年に英領インド帝国の時代に作られたオリジナルのボンベイレシピに基づいて製造されています。

ピッカリングス・ジンで有名なサマーホール蒸留所はエディンバラの中心部、旧ロイヤル(ディック)獣医学部の犬舎だった建物の中にあります。これは150年ぶりにエディンバラに誕生したジン蒸留所です。

マットとマーカス(写真)はサマーホールで一緒に働いていましたが、放置された元動物病院の犬舎を見つけました。幸運にもマーカスは、亡き父親の友人からジンのレシピをすでに受け継いでいました。美味しいジンに対する2人の熱意がそこに加わり、次のステップがおのずと明らかになりました。

蒸留所を持っていないことは重要ではありませんでした。なぜなら、マットとマーカスは自分たちで蒸留所を造ってしまったからです。また、蒸留の経験がなかったことも、全く問題ありませんでした。マットとマーカスはエキスパートになるまで試行錯誤を繰り返しました。こうして、ボタニカルエンジニアの物語が始まりました。

パートナーシップについて

キュナードとサマーホール蒸留所は2017年からパートナーシップを結んでいます。これは蒸留所の共同創立者マーカスの生涯の夢でした。

マーカスの大叔父、ジョージ・ギボンズ船長 CBE RD RNR(左の写真、彼の甥の息子の隣)は、1909年から1944年までキュナード・ホワイトスターラインの船長を務めました。彼が指揮した船には、マジェスティック、「美しき船」アキタニア、そして1936年の伝説的な大西洋横断オーシャンライナー、クイーン・メリーが含まれます。

共同創立者兼ヘッド・ディスティラーのマット・ガンメルは、各キュナード船を代表した3つのユニークなロンドン・ドライ・ジンを考案しました。サマーホール蒸留所は、キュナードのチームと緊密に協力しながら、各船を象徴する航路にちなんだ3種類の特製ジンを製造。これが、キュナード3クイーンズ・ジン・コレクションの誕生です。そして2023年11月、間近に迫ったキュナードの新造船のデビューを記念して、クイーン・アン・エディションが新たに加わることが発表されました。

クイーン・アン・エディションを含むキュナード4クイーンズ・ジン・コレクションは、船上でお楽しみいただけます。

クイーン・アン・エディション

クイーン・メリー 2、クイーン・エリザベス、クイーン・ヴィクトリア、クイーン・アンの船上で特選ジンをお楽しみいただけます。英国在住のお客様はオンラインでの購入が可能です。その売り上げの10%は、パートナーであるプリンス・トラストに寄付され、恵まれない若者の生活向上に役立てられます。

新しく加わったクイーン・アン・ジンは、ブリテン諸島の自然の美しさと植物の多様性を表現しています。薬草のオオアザミ、ヘザー、酸味のあるサジーをブレンドし、バラ「クイーン・アン」の花びらとカシスの葉で甘みを加えバランスを取っています。