クイーン・エリザベス、初のマイアミ発カリブ海とアラスカ就航に向けて大規模改装を完了
2025年3月18日[イギリス、サウサンプトン]
クイーン・エリザベスは、6月12日よりアラスカの雄大な自然を巡る航路に再び就航し、10月16日からはマイアミを発着とする12泊のカリブ海クルーズを開始します。旅程には、ブリッジタウンのユネスコ世界遺産「ガリソン」や、セントルシア・カストリーズの活気ある市場など、多彩な寄港地が含まれています。
改装内容
クイーン・エリザベスの象徴的なスペースであるコモドア・クラブ、クイーンズ・ルーム、ガーデン・ラウンジ、ザ・パビリオンは、それぞれ丁寧にリニューアルされました。海とのつながりを感じられる設計が施され、リラックスしたひとときや屋外での食事を楽しむのに最適な空間となっています。
また、屋外デッキも刷新され、アラスカの雄大な氷河やカリブ海の美しい景観をより快適に楽しめるようになりました。たとえば、暖かい気候に対応するため、船尾デッキには日除けが追加されています。
クイーンズ・ルームの新デザインは、かつての豪華客船の黄金時代を思わせる優雅さと気品を備えています。そのインスピレーションは、ジェームズ1世の時代から王室が植樹してきたマルベリー(桑)の木に由来し、新たなカーペットの模様には、豊かな庭木を思わせる意匠が施されています。
さらに、キュナードのラグジュアリー体験の象徴であるグリルスイートも、これまで以上に洗練されました。専用スイートにご宿泊のお客様には、上質な家具や繊細なディテール、快適性と美しさを兼ね備えた空間をご用意しています。グリルスイート専用テラスには新しい家具が設置され、夕暮れ時のカクテルタイムをより一層お楽しみいただけます。
ウェルネス
今回の改装における注目のひとつが、ザ・パビリオン・ウェルネス・カフェの導入です。
この施設は2024年にキュナードの最新船クイーン・アンで初めて登場し、今回クイーン・エリザベスにも導入されました。ウェルネスをテーマにしたこのカフェでは、朝食、ランチ、日中の軽食を提供し、植物由来の料理を中心に、持続可能な方法で調達された肉・魚・乳製品も取り入れたメニューが楽しめます。
また、クイーン・アンで初めて導入された**「ハーパーズ・バザー・ウェルネス・アット・シー」プログラムもご利用いただけます。ファッション誌『ハーパーズ・バザー』との業界初のパートナーシップにより実現したこのプログラムでは、「リラックス」「エナジャイズ」「リカバー」の3つのテーマに沿った3日間のウェルネスパッケージ**をご用意しています。
これらの体験は、マリール・ウェルネス・アンド・ビューティスパでの特別なトリートメント、栄養価の高いスムージー、再生を促すマスタークラス、そしてエレミス製品を取り入れた内容で構成されています。ご予約は、ご乗船後にスパ・コンシェルジュにて承っております。
キュナード社長のケイティ・マカリスターは次のように述べています:
「クイーン・エリザベスがこの新たな航海の章を迎えるにあたり、クラシックなキュナードスタイルと現代的な快適さを融合させた、美しくアップデートされた空間で、より洗練された船上体験をお客様にご提供できることを大変嬉しく思います。
今回、初めてマイアミを拠点とするシーズンを通じて、より多くのアメリカおよび世界中のお客様に、キュナードならではのラグジュアリーなカリブ海クルーズをお楽しみいただける機会が広がります。
カリブ海は、大西洋の両岸における旅行者にとって常に人気のある地域であり、私たちもお客様を船上にお迎えできる日を心より楽しみにしております。」
キュナードの歴史において初めて、同社の象徴的な客船のひとつがマイアミを拠点にフルシーズンを過ごします。
クイーン・エリザベスは、9泊から28泊までの多彩な日程で、カリブ海クルーズの往復航路プログラムを展開します。
お客様は、ジャマイカ・モンテゴベイ、プエルトリコ・サンフアン、アンティグア・セントジョンズなど、カリブ海を代表する魅力的な寄港地への理想的な船旅をお楽しみいただけます。
クルーズのご予約やキュナードについての詳細は、www.cunard.comをご覧ください。